あっと言う間に4月になろうとしていますが今の時期、蜜柑農家の仕事といえば【剪定】(注1. えっと、とっくに終わっている農家の方もいっぱいいます・・・)
剪定(せんてい)とは樹木の枝を切り、形を整えたり、風通しを良くする事。庭木の手入れとして行われる。見た目を美しくするのみでなく、養分を効率よく利用させて成長を促進したり、病害虫の繁殖を予防する効果がある (Wikipediaより転載)
とまぁ、蜜柑の場合は『庭木』ではありませんので見た目や形を整えるとか言うのは無視(^^;
で、海soraも農家を目指して勉強しているころ色々な農業書を読んだのですが剪定に関してコレというものに中々出会えませんでした。その中で唯一コレ!
(川田建次著)高糖度・連作のミカンつくり
これを読んだ時は本当にパァっと前が開けたような感じ
農〇などの剪定講習会などでは「ここは枝が混んでるから光の当る様にとか風が通るように」と「そのようにすれば良い蜜柑がなる」など抽象的(- -* ではっきりした指標がありません
今まで読んだ剪定などの農業技術書も理解できなかったのですが川田氏の理論は理系男子(えっと、風貌からはとてもそう思ってもらえないのですが海soraも理系男子なのですよ)の僕にも納得できる内容です
しかし、悲しいかな実践しようとしてもやはり難しくこれはもう直接指導してもらうしかないでしょうと思い立ちあらゆるルートをたどって本人に辿り着き 川田建次氏による剪定講習会を大三島で開催したのが昨年でした。
一年限りではこの技術を証明できませんので今年もまた開催することになり 第2回を開催
フェリーで到着(^^ 川田氏です。早速、海soraの蜜柑畑に来てもらい講習会の前にこっそりと指導願います
今年は豊作でしたので次は不作と(柑橘の世界ではそう決まっているようです)なります。なぜ?
原因は
(1)豊作のため結実期に芽が出ずそのために根もでない
(2)根があれば水分を吸収して葉から蒸散させ樹体内にたまった肥料分(特にアンモニア)を排出出来るが根が無いのでそれが出来ない
(3)そのために葉にたまったアンモニア分を葉を枯らして落葉させることにより排出
(4)植物ホルモンのバランスが崩れ芽がでても根が出なくなり花が咲いても結実しない
と実に理論的
落葉寸前の葉 昨年はもっと葉っぱがありましたが今年はこんな状態です(; ;
今回はこれをどれだけ回復させられるかがテーマですがその模様はまた明日…
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